ARNI、βブロッカー、MRA etc……
「循環器のくすり」は数多く、作用機序も難しく、いまいち“キャラ”が掴みづらいですよね。そんな彼らを大胆に解説したのが『HEART nursing』のこの連載! インパクトたっぷりなイラストと(時にちょっと無理やりな)キャラ設定は、記憶に残ること請け合いです。明日、病棟でみかけた薬剤に“顔”が浮かんだなら、きっと特徴も連想できますよ!
仕事:脈をゆっくりにしてくれる
イバブラジンは、HCN(過分極活性化環状ヌクレオチド依存性)4チャネル阻害のほか、視細胞のHCN1 チャネルも阻害するため、光刺激を減衰する作用が弱まります。光に対する感受性が亢進するため、光視症(視野の一部に一瞬光が走って見える)、霧視(霧がかかったように見える)、複視などの目の症状を起こすと考えられます。症状が出た場合は、減量や投与中止も検討し、車の運転など危険を伴う操作に従事しないよう指導する必要があります。
聖マリアンナ医科大学 薬理学 准教授
このくすりについてもっと詳しい解説が読みたい方は…
をぜひ本誌でご覧ください!
本記事は『HEART nursing(ハートナーシング)』2021年11号からの再掲載です。
[特集]
何をする?何ができる? 日本一簡単にわかる! 心不全の緩和ケア
【特集1】心不全の緩和ケアとは
●intro. そもそも緩和ケアって何?
【特集2】心不全患者の苦痛をどう評価したらいいの?
●intro. 苦痛といっても、いろいろありますよね
◆column. スピリチュアルペインって何?
【特集3】呼吸困難感の緩和ケア
●intro. 呼吸のつらさに何ができる?
【特集4】心不全緩和のコミュニケーション
●intro. 意思疎通の呼吸?!「型」を修得しよう
【特集5】ACP(アドバンス・ケア・プランニング)
●intro. ACP、はじめました
【特集6】倫理と緩和ケア
【特集7】心不全の在宅緩和ケア
●intro. 在宅医療も緩和ケア?
◆column. 家族ケア・グリーフケア・ビリーブメントケアって何?
【特集8】コロナ禍と緩和ケア
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