患者とその家族に対する支援、看護の質向上への取り組みを期待

慢性的に経過するすべての腎臓病を指す慢性腎臓病。高齢者人口の増加や生活習慣の変化によって患者数は増加しており、新たな国民病とも呼ばれます。慢性腎臓病は脳卒中や心筋梗塞などの心血管疾患の発症リスクを高めると言われており、また、進行して末期腎不全になると、透析や腎臓移植が必要になります。

慢性腎臓病療養指導看護師(chronic kidney disease leading nurse;CKDLN)は、慢性腎臓病看護の現場における看護ケアの質向上を目的として、日本腎不全看護学会をはじめとした6学会が合同で認定する資格です。制度は2003年に「透析療法指導看護師」としてスタートし、2017年に現在の名称に変更されました。

有資格者は、

①慢性腎臓病をもつ患者とその家族に対して、専門的知識と技術を用いて療養生活を支援する
②慢性腎臓病をもつ患者とその家族に対して、他職種と連携し、支援する
③慢性腎臓病看護の質向上のため、看護職に対して教育的活動に取り組む
④慢性腎臓病看護の質向上のため、慢性腎臓病療養指導看護師同士のネットワークをつくるなどして社会的な活動に取り組む

という4つの役割が期待されています。
2022年12月現在、全国で1,000人以上のCKDLNが活躍しています。

資格取得情報

資格取得の方法
(1)認定審査の申請を行い、必要書類を提出する
(2)筆記試験を受験するための資格審査に合格する。判定は(1)で提出した書類などに基づいて行われる
(3)筆記試験に合格する
(4)5年ごとに更新する

受験資格
下記の6項目を満たす者
(1)日本国の看護師の免許を有すること(准看護師は不可)
(2)日本腎不全看護学会正会員歴が通算して3年以上あること
(3)慢性腎臓病看護領域実務経験が、年度末(8月31日)の時点で通算3年以上あること
(4)看護実務経験が、年度末(8月31日)の時点で通算5年以上あること(慢性腎臓病看護領域実務経験3年以上を含む)
(5)慢性腎臓病領域の看護実践に関する事例報告を1事例提出すること
(6)認定ポイントを30ポイント以上取得していること

日程・会場・費用 ※2023年度の場合
◎筆記試験受験資格審査
・申請期間:2023年1月10日(火)~1月23日(月)
・審査料:30,000円
◎筆記試験
・日程:2023年5月28日(日)
・試験方式:CBT方式
・会場:各地のテストセンター
◎登録料
10,000円 ※筆記試験合格者が対象

更新制度
・認定の期間:5年間
・更新の条件:慢性腎臓病患者の療養生活支援業務に従事していること、日本腎不全看護学会学術集会あるいは CKDLN セミナーにおいて筆頭者として発表していること、など。詳細は日本腎不全看護学会のWebサイトを参照
・費用:審査料30,000円、登録料20,000円 ※登録料は更新の承認を得られた人が対象

問い合わせ先

一般社団法人日本腎不全看護学会 事務局 CKDLN 認定窓口
〒170-0013 東京都豊島区東池袋2-39-2-401 (株)ガリレオ 学会業務情報化センター内
TEL:03-5981-9824 FAX:03-5981-9852
Webサイト:http://ja-nn.jp/
Mail:g045dln-info@ml.gakkai.ne.jp