褥瘡の予防と適切なケアに必要な知識・技術を証明
褥瘡は単なる皮膚疾患にとどまらず、感染症をはじめとしたさまざまな合併症を引き起こすことがあります。合併症は、寝たきりになってしまう原因となった病気に対する治療の妨げとなることもあります。これらのことから、長期入院者や高齢者を中心に、褥瘡の予防や褥瘡ができたときの適切なケアが非常に重要になっています。
日本褥瘡学会認定師は、褥瘡の予防や褥瘡に対する医療を実施するための適切な知識・技術を備えていることを証明する資格です。褥瘡の予防から治療まで、幅広く多岐にわたる研究や検討、啓発・教育活動を行う日本褥瘡学会が認定を行っています。2022年9月現在、医師や看護師など610人の医療従事者が認定を受けています。
資格取得情報 ※2023年度の場合
(1)業務の実績など、所定の書類を提出する(認定申請)
(2)提出された書類をもとに審査が行われる
(3)審査に合格後、登録を行う
(4)5年ごとに更新する
下記(1)~(4)のすべてを満たすこと
(1)看護師(准看護師を除く)、医師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士の免許(免許証取得後 4 年以上)を有するもの
(2)4 年以上引き続いて日本褥瘡学会の正会員であるもの(2019 年 3 月 31 日までに入会した会員)
(3)4 年以上褥瘡の予防、医療に従事するもの
(4)日本褥瘡学会公認の地方会が主催する教育セミナーまたは日本褥瘡学会が運営する教育セミナーe-ラーニングの受講証明書を有すること
書類の様式や記入内容の詳細はホームページ参照
(1)認定師認定申請書
(2)職種免許証コピー
(3)履歴書
(4)医療歴証明書
(5)医療記録記載用紙
(6)予防記録記載用紙 ※看護師のみ必要
(7) 業績目録用紙
(8)下記のいずれかを計 2 枚(1 枚ずつ組み合わせも可)
・日本褥瘡学会公認の地方会が主催する教育セミナー受講証(2枚提出の場合、同一年度の
受講証は不可)
・教育セミナーe ラーニング受講証明書(例:2 枚提出の場合、全 3 グループ中 2 グ
ループ分の受講証を提出)
・2011 年~2014 年の在宅褥瘡セミナー通常講習(3 時間)受講証
(9)認定審査料振込の領収書またはそれに代わるもののコピー
◎日程
・申請受付期間:2023年2月1日~2023年3月31日(消印有効)
・審査日:2023年5月~6月
・審査結果通知:2023年8月
◎費用
・認定審査料:10,000円
・認定登録料:10,000円 ※認定審査の合格者のみ
提出書類の様式や詳細はホームページ参照
・更新時期:5年ごと
・条件:学会への参加やセミナーの受講など、所定の活動を行う
・更新方法:活動内容を記載した書類(業績目録)などを提出し、審査を受ける
・資格更新審査料:10,000円
問い合わせ先
一般社団法人日本褥瘡学会
〒169-0072 東京都新宿区大久保2-4-12 新宿ラムダックスビル
(株)春恒社学会事業部内 日本褥瘡学会事務局
TEL:03-5291-2170 FAX:03-5272-1631
E-mail:jokusou@shunkosha.com
Webサイト:http://www.jspu.org/