確かな知識で旅の安全をサポート
個人旅行や現地をフリープランで楽しむ旅行、長期滞在など、旅行のスタイルが多様化しています。それにともない、旅の安全をサポートする人材への期待も高まっています。旅行会社をはじめとした社会の要請を受けて2003年に始まった日本旅行医学会の認定制度は、旅の安全をサポートするための知識などが備わった人材を認定する制度です。
制度は医師や看護師などの医療従事者や、フライトアテンダントや添乗員などの旅行業務に携わる人材などを対象としており、講座を受講して試験に合格することで認定を受けることができます。認定を受けた看護師のことを日本旅行医学会認定ナースと呼び、2021年6月現在、300人の看護師が認定を受けています。講座では、主に下記の内容を学びます。
・飛行機の中の旅行医学
・ダイビングの旅行医学
・帰国者の旅行医学 発熱・下痢の対処
・一般ツアーでの高山病
・海外での病院のかかり方 安全カルテについて
・旅行前・登山前健診の旅行医学
・海外旅行で必要な医療英文書類について
資格情報
(1)認定講座を受講し、認定試験に合格する
(2)4年ごとに更新する
受験日時点で、以下の3つの要件を満たしていること。
(1)日本旅行医学会の会員であること
(2)次のうちいずれかの資格を持つ方
医師(歯科医師を含む)、救急救命士、看護師(准看護師を含む)、助産師、薬剤師、作業療法士、理学療法士、介護士、言語聴覚士、保健師、養護教諭、添乗員、フライトアテンダント、社会福祉士、臨床工学技士、鍼灸師、機内通訳、臨床検査技師、スポーツインストラクター、医療事務(日本旅行医学会認定医の推薦が必須)、医療通訳士(資格証明書の所持者)、全国通訳案内士(2023年度より)
(3)日本旅行医学会の認定単位を12単位以上取得していること
※特例措置:本来受験時に必要な12単位を取得していなくても、先に受験を済ませ、次年度の認定講座・試験日までに、学会主催の講演会等で必要な単位を取得することにより、認定資格を得ることができる。
◎日程
・認定講座・試験(オンライン) 2023年7月1日(土)または2日(日) ※いずれか1日に参加
・申込締切 2023年3月~6月21日(水)正午
◎会場
オンライン(Zoom)
◎費用
・受講料 5,000円(テキスト代含む)
・認定料 医師:15,000円/看護師・保健師・養護教諭・救急救命士・助産師・薬剤師・作業療法士・理学療法士・介護士・言語聴覚士・社会福祉士・臨床工学技士・鍼灸師・臨床検査技師:10,000円/添乗員・フライトアテンダント・機内通訳・スポーツインストラクター・医療事務・医療通訳士・全国通訳案内士:5,000円
2024年7月13日(土)、14日(日)<オンライン開催>
2024年2月ごろ正式な詳細を案内。希望者は下記フォームから連絡先アドレスなどを送付する。
・2024年開催「認定講座・試験」ご案内用フォーム
https://forms.gle/oAwSpuCB3DKcUJvBA
・認定の有効期間 4年
・更新方法 更新時までに大会・セミナーなどに出席し、20単位以上を取得する。詳細はホームページ参照
・認定更新料 医師:5,000円/看護師・保健師・養護教諭・救急救命士・助産師・薬剤師・作業療法士・理学療法士・介護士・言語聴覚士・社会福祉士・臨床工学技士・鍼灸師・臨床検査技師:4,000円/添乗員・フライトアテンダント・機内通訳・スポーツインストラクター・医療事務・医療通訳士・全国通訳案内士:3,000円
問い合わせ先
一般社団法人日本旅行医学会 事務局
〒151-0051東京都渋谷区千駄ヶ谷1-11-6 第二シャトウ千宗202号
TEL:03-5411-2144
FAX:03-3403-5861
E-mail:info@jstm.gr.jp
Webサイト:http://jstm.gr.jp/