出生前診断のニーズが高まるなか、検査を希望する妊婦さんと接するスタッフには適切なかかわり方・あり方が求められます。また、検査の結果、やむを得ず中絶を選択した妊婦さんに、医療者はどのように寄り添い、支援を行えばよいのでしょうか?
『出生前診断と選択的中絶のケア』刊行記念セミナーでは、講師の著書『出生前診断と選択的中絶のケア』をもとに、スタッフケアの重要性-流死産と選択的中絶-について解説しました。
自動返信メールにて、視聴方法をご案内いたします。
※インターネット接続にかかる通信費は参加者負担となります。
宮城県立こども病院 産科 部長/東北大学大学院 医学系研究科先進成育医学講座胎児医学分野 教授
講師からのメッセージ
流死産や人工妊娠中絶といった妊娠出産にかかわる「死別」は、当事者に深い悲しみのほかに怒り、後悔、罪悪感といったさまざまな感情をもたらします。その影響は長期にわたって心理的、身体的にさまざまな反応を起こすため、ていねいなフォローが必要となります。こういったことは最近詳しく知られるようになりました。
しかし、このような体験は本人のみならず、なによりわたしたち医療者にとってもたいへんエネルギーのいる作業であることが見すごされがちです。悲しみや不安の感情を無理やり押し殺してケアを続けていれば、いつか耐えられなくなるときがくるかもしれません。すなわち燃えつき(バーンアウト)です。
『出生前診断と選択的中絶のケア』では「スタッフケアの重要性」の章でこのことを取り上げてまとめましたが、今回いただいたこの機会を生かして、もう少し詳しく論じてみようかと思っています。ぜひ受講ください。
【問い合わせ】
株式会社メディカ出版 周産期書籍係
E-mail k2-group@medica.co.jp
◆書籍のご案内
本セミナーは、講師の著書『出生前診断と選択的中絶のケア』をもとに、とくに助産師・看護師が知っておくべき知識とケアについて解説します。
こちらの書籍を事前に読んでおけば、セミナーの理解がより深まります。ぜひお手元にご用意ください。
4種類の患者さん説明シート WEBダウンロード付き
定価:2,640円(本体+税10%)
刊行:2021年3月
サイズ:B5判
頁数:144
ISBN:978-4-8404-7521-1
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