本企画では書籍『2024-2025 呼吸療法認定士“合格チャレンジ”100日ドリル パワーアップ版』に収載されている問題から1問を取り上げます。
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今回の問題は……
Q
エベレスト(8,848m)に登頂した際のおおよその肺胞酸素分圧はいくらか。山頂の気圧を約25kPa、周辺の酸素濃度は海面と変わらないとする。この時のPaCO2値= 5mmHg と低値だった。
【問題レベル:★★☆】
※ 1 気圧≒ 101.3kPa ≒ 760mmHg とする
a.約55mmHg
b.約45mmHg
c.約35mmHg
d.約25mmHg
e.約15mmHg
正解はこちら
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[ d ]
エベレスト山頂の気圧は海面の約1/4 なので760 ÷ 4 = 190mmHg 、この時のPAO2 =(190-47)×0.21-5/0.8=23.78mmHgとなります。
非常に低いPaO2 値も予想されますが、血中の酸素飽和度を維持するために酸素解離曲線を左方移動させることで、PaO2 の値が低下してもSaO2 を高く保てるようにします。ゆえに強い呼吸性アルカローシスの存在があります。
さらにCaO2 =(Hb 値× 1.39)× SaO2 + 0.003 × PaO2 のヘモグロビン値を上昇させることで、動脈血における酸素含量を大きくし低圧低酸素な環境に生体は順応しようとします。
[プラスαで覚えてね]
酸素解離曲線にみられるボーア効果とホールデン効果は、ヘモグロビン緩衝系においてとても重要な役割を担っています。
▶『2024-2025 呼吸療法認定士“合格チャレンジ”100日ドリル パワーアップ版』P68-Q60より
【執筆】
公益社団法人福岡医療団千鳥橋病院 臨床工学科
主任/3学会合同呼吸療法認定士
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発行:2026年7月
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ISBN:978-4-8404-9136-5
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