本企画では書籍『2024-2025 呼吸療法認定士“合格チャレンジ”100日ドリル パワーアップ版』に収載されている問題から1問を取り上げます。
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今回の問題は……
Q
酸素療法の目的と指標について誤りはどれか
【問題レベル:★☆☆】
a.酸素療法の目的は、組織の需要に十分な酸素を供給することである
b.DO2 はCaO2 とCO に依存する
c.急性呼吸不全はPaO2 を80mmHg に維持することを目標とする
d.CO2 蓄積を伴う慢性呼吸不全はSpO2 を98%に維持することを目標とする
e.酸素療法のモニターとしては非侵襲的であるパルスオキシメーターが用いられる
正解はこちら
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[ d ]
a.〇/b.〇/c.〇/e.〇
d.×→ SpO2 が98%ではなく88~92%を維持することを目標とします。
●酸素療法の目的と指標
酸素療法は組織の需要(VO2:酸素消費量)に十分な酸素を供給(DO2:酸素運搬量)す
ることです。DO2 は動脈血酸素含量(CaO2)と心拍出量(CO)に依存します。
急性呼吸不全では低酸素状態の耐用性が低いことからPaO2 80mmHg(SpO2 94~98%)を維持することを目標とします。
CO2 蓄積を伴う慢性の呼吸不全ではSpO2 88~92%(PaO2 では60mmHg 程度)を維持することを目標とします。
酸素療法のモニターとしては非侵襲的であるパルスオキシメーターが有用です。
[ココが要点!]
✓ DO2 = CaO2 × CO
✓ CaO2 = 1.34 × Hb(g/dL)×SaO2/100 + 0.003 × PaO2
【表1】酸素解離曲線(基準値)
酸素療法の絶対的適応はPaO2 ≦ 30mmHg、相対的適応はPaO2 ≦ 60mmHgになります。
ここも押さえておきましょう。
▶『2024-2025 呼吸療法認定士“合格チャレンジ”100日ドリル パワーアップ版』P141-Q147より
【執筆】
株式会社マルコ 管理本部 技術課長(臨床工学技士)/
3学会合同呼吸療法認定士
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