大好きな検査値|大事なことはぜんぶ臨床で学んだんだ|mizuki|#002

看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。

「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。

第2回のテーマは「好きな検査値」です。

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正直「好きな検査値なんてないよ~」って考えていたんですが、検査値一覧を見ていて思ったんです。なんとなく目が行くのは「ナトリウム(基準値:138~145mmol/L)」「アルブミン(基準値:4.1~5.1g/dl)」だなって。

※基準値は国立がん研究センター臨床検査基準値一覧より

https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/division/clinical_laboratory/kensa.pdf

ナトリウムはよく精神科看護で見る値。多飲水症状のある患者さんはこのナトリウム値がとても低い。むしろ、この検査をするために採血しますが、水を飲みすぎているためむくんでいるし、身体も冷たい。なんとなく採血の時から「あ、ナトリウム低いな」って思っちゃったりします。ナトリウム値が低いと「低ナトリウム血症」という症状が出ます。多飲水患者さんですとけいれん発作や昏睡が発現します。本当に怖いです。

アルブミンは血液中のタンパク質の6割を占めていて、よく栄養状態の評価に使われます。看護学生のときも実習の記録でアルブミンの値などを用いて「A氏は低栄養状態と言える」なんて書きませんでしたか? よく使われる値ですよね。あとは肝機能が低下していると値が下がったり。どうしても高齢者の方のアルブミン値は低いなと実感しています。

別にこれらの数値が上がっても下がっても、自分のテンションが上がるわけでも下がるわけでもないんですが(笑)、ナトリウム値だけは低いとちょっとテンション下がりますね。「あ、隠れて水を飲んでいるな」って思ってしまう。

でも、自分の目に留まるお気に入りの検査値があると、そこからいろんな数値が気になって自分で調べてみたりできます。むしろ、みなさんの大好きな検査値があれば教えてほしいです。僕が勉強させていただきます(笑)。

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#001 はじめての尿カテ


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fractale~mizuki~
twitter:mizuki@おぬ 9年目看護師(@c_mikzuki

乗り物好きな看護師。事務職、データベースエンジニアを経て31歳で看護師に。脳外科、回復期、精神科病棟を経験。その後は在宅医療を経験し、再度精神科病棟へ。看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」管理者。医療メディア「メディッコ」メンバー。看護師のキャリアについて考える「ナスキャリ部!」副部長(仮)。その他多数プロジェクトに参加。好きな言葉は「まだ見ぬ誰かの笑顔のために」。好きな看護技術はひげ剃り(その他ほぼ不得意)。好きな看護業務はリーダー業務。好きな都バスの路線は【業10】新橋~とうきょうスカイツリー駅前。 

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