特集&セミナーで読む・聴く・知識が深まる!

HEART nursing誌2023年5号特集「これ異常?キケン? →後輩にちゃんと説明できる!ひとり立ちまで導く 心電図モニタリングレクチャー」と連動して、セミナーを開催いたします! 心臓が悪い患者さんを看るならマストの基本波形を、現場に近いナースの目線から解説します。

今回は、セミナー講師をおつとめいただく後藤順一先生(河北総合病院 急性・重症患者看護専門看護師)に、本誌特集とセミナーについてお話を伺いました。

――ナースは心電図モニタリングのどんなところに苦手意識を感じるのでしょうか? また、後藤先生は自身が初学者だったころ、どんな風にモニター心電図を勉強されていましたか?

心電図が苦手な人は多いですね。その理由は単純です。それは習っていないからです。

看護学校の教育に心電図はほぼなく、医療現場での学習が主になります。ところが現場で教える先輩もまた、やっぱり心電図が苦手なんですね。そのため、苦手な先輩から苦手な後輩に教えることができないまま、勤務年数だけが経過していきます。

看護師の経験年数が十分=心電図を理解した看護師、とはつながりません。私もその一人でした。いろいろな教本で独学を試みましたが、やはり一番効果的だったのはセミナーです。ただし、そのセミナーだけでの完全理解は難しいです。そのため、セミナーでの学習と自分に合った教本をもとに、どうしたらシンプルに心電図を判断できるかを独学で学習してきました。

――ハートナーシング5号では、苦手意識をもったナースにも手に取ってもらえるよう企画しました。本特集のおすすめポイントを教えてください。

私独自の考えですが、本での学習には限度があります。教本・セミナー + 実践 + 後輩指導 ➡ 自分に身についた知識となります。今回の教本(ハートナーシング5号)は、まず基本を理解するための学習資料として作成しました。いろいろ難しい内容が書いてある教本は数多くありますが、本特集をある程度理解してから、難しい内容はあとでじっくりと学習しても遅くはありません。

この教本をつねに見れるよう実践の場へ持参して、実際に患者さんと結びつけて考えてみてください。きっと臨床現場とつながるはずです

――最後に、受講者へのメッセージをお願いいたします。

今回の企画は、特に「新たに心電図を学習したい人」または「心電図を教えたい人」に向けて書いてあります。現場に近い執筆者が、現場に近い目線で書いていますので、きっと患者さんの病態生理の理解に役立つはずです。学習した内容は、自分の知識にしておくだけでなく、それを患者さんに看護として提供してはじめて本物となります。皆さまのご活躍を願っております。

特集「これ異常?キケン? →後輩にちゃんと説明できる!ひとり立ちまで導く 心電図モニタリングレクチャー」、おすすめポイントはズバリここ!

「モニター心電図のきほん」と「ぜったい押さえておきたいヤバい波形」について、たのしく・すっきり・わかりやすく解説しています。モニター心電図について、「苦手…」から「基礎知識は一通りOK!」に、さらに「教えたくなる」ようにポイントをまとめました。知識を看護に生かせるように、事例を通した実践編までしっかり解説! そのうえペースメーカ患者さんの波形もサッと押さえられる、苦手意識を吹っ飛ばす1冊!

申し込み受付は2023年6月15日(木)まで!

日時:2023年6月16日(金) 19時~20時20分(約80分)
申し込み締切:2023年6月15日(木)
※予定数に達し次第 受付終了となります
対象:医療従事者
受講料:3,000円


▶ 詳細・受講申し込みはコチラから