予後間もない時期の患者さんとのかかわりのコツを解説! 当日参加なら質問もできる!
YORi-SOUがんナーシング誌のリニューアル&15周年を記念して、4,000人以上のがん患者さんの声を聴いた清水研先生の特別セミナー(ライブ配信/オンライン)を、開催します!
講師の清水研先生(公益財団法人がん研究会有明病院 腫瘍精神科 部長)は、日本で初めて「レジリエンス外来」をつくった第一人者である精神科医。患者さん向け、医療者向け、どちらの著書も有名ですが、昨今では、闘病体験をもつ著名人との対談番組も話題となりました。
今回のセミナーでは、精神科医として多くのがん患者さんの声に向き合ってこられた清水先生に、がん患者さん・家族の心理の解説にくわえ、患者さんが泣き出したとき、怒り出したとき、不安なとき、どうしたらよいのか感情への対応、傾聴のコツなど、実践に持ちかえることができるワザをふんだんに教えていただきます。
そして、セミナー開催にあたり、清水先生にがん看護に携わるナースの皆さまにメッセージをいただきました。清水先生のやわらかな雰囲気を感じられますので、ぜひご視聴ください!
(以下は、動画内のコメントを抜粋しております)
――今回のセミナーは「病棟での看取りと患者さん・家族・自分のこころのケア方法」をテーマとしております。実際、病棟での看取りの現状を教えてほしいです。都度、デスカンファレンスが行われて、振り返る機会があるのでしょうか?
この最後でよかったという感覚がもてないケースだと、医療者のなかでもやるせなさといったものが溜まっていくのではないかと考えます。そういったときにデスカンファレンスを行うことは、私たち医療者が気持ちを整理して次に向かうために大切です。ただ一方で、働き方改革などもあり、なかなか時間がとれないという現実もあると思います。
――精神科医の清水先生のご視点からみて、がん看護に携わるナースの皆さまの現状をどのように感じられていますか?
「がん看護」は、非常に感情を使う仕事だと思っています。患者さんの状況、ご家族の心情と向き合っていくのはすごくエネルギーがいることです。がん看護に携わる皆さまの熱い思いで、患者さん、ご家族が支えられていると思いますが、看護師さんの心のケアも大切だと、私は考えています。
――このセミナーを通じて、がん看護に携わるナースの皆さまが、どういったことを持ち帰ってほしいと思われますか?
2つの内容を持ち帰っていただきたいです。ひとつ目は傾聴のコツです。ふたつ目は、患者さんが怒っている、深く悲しんでいる、そういった状況のときに、私たちが戸惑わずにケースにどう向き合っていけばいいのか。これをお伝えできればと思います。
――ライブ配信限定ですが、セミナー参加者は清水先生に質問ができるQ&Aタイムがあります。参加者の参考のために伺います。清水先生が、ナースや患者さんからされた質問で印象的だったものはありますか?
どれも大切な質問ではありますが、最近、印象深かった質問をご紹介します。患者さんからですが、「どうしても自分が死ぬのがこわくて恐怖がやってくる。どう向き合ったらいいのか」といった質問でした。看護師さんからいただいた質問としては、「17歳の肉腫の患者さんのご両親から、余命が1年であることを知って、本人に伝えるべきかどうか悩んでいて相談されている」といったことがありました。
――最後に、セミナーのご参加を検討されている皆さまへ、メッセージをお願いします!
皆さま、お忙しいと思いますが、セミナーに参加していただくことで、明日からのがん看護が変わっていくのではないかと、そんな思いを込めて話します。ご参加、お待ちしています。
日時:2025年4月18日(金)19:00~20:20ライブ配信(Zoom)
講師:清水 研先生(公益財団法人がん研究会有明病院 腫瘍精神科 部長)
受講料:3,000円(税込)