高度で幅広い専門知識を用い、糖尿病患者のセルフケアを支援

国民の17.0%が「指摘を受けたことがある」とされる糖尿病(※)。その治療には、自己管理(療養)が最も大切とされています。

日本糖尿病療養指導士は、患者の糖尿病セルフケアを支援するための高度で幅広い専門知識を備えていることを証明する資格です。日本糖尿病療養指導士認定機構が2001年から認定を行っており、2022年6月現在、全国で18,591人が資格を取得。糖尿病の臨床における生活指導のエキスパートとして活躍しています。

認定制度の対象となるのは、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士の資格を持つ人。講習会を受講し、その後、認定試験に合格することで認定を受けることができます。認定後は5年ごとに更新を行います。

※令和元年国民健康・栄養調査(厚生労働省)

資格取得情報 ※2022年度の場合

資格取得の方法
(1)受験者用講習を受講する
(2)認定試験に申し込み、受験資格審査を受ける
(3)認定試験を受験し、合格する
(4)5年ごとに更新する

受験者用講習
◎対象者:日本糖尿病療養指導士認定試験の受験希望者
◎受講形態:eラーニング
◎受講期間:2022年10月1日(土)~11月25日(金)
◎受講料:33,000円(税込)
◎申込受付期間:2022年7月1日(金)~10月31日(月)

認定試験
◎受験資格:下記のすべてを満たしていること。詳細はホームページを参照
(1)看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、理学療法士のいずれかの資格を有すること
(2)所定の条件を満たす医療施設において、過去10年以内に2年以上継続して勤務し糖尿病患者の療養指導に従事し、かつこの間に通算1,000時間以上糖尿病患者の療養指導を行ったこと
(3)受験者が(2)の「糖尿病療養指導業務に従事した期間」に当該施設で携わった糖尿病療養指導の自験例が10例以上であること
(4)受験者用講習の受講を修了していること
◎試験内容
・客観試験:CBT方式 120問
・「糖尿病療養指導自験例の記録」10症例(受験申請時に提出)
◎客観試験実施期間・場所
・実施期間:2023年3月17日(金)~4月10日(月)
・実施場所:シー・ビー・ティー・ソリューションズ社共通テストセンター
※受験者本人が希望の日時・会場を選んで予約
※実施期間は毎年3月~4月にかけて3週間程度
◎受験資格審査
受験申請書類一式が記入もれ・印鑑もれ等の不備なく提出されていることを確認し、申請者が認定試験受験資格を満たしているかどうかを審査する。「受験資格なし」と判定された場合は受験できない
◎受験料
22,000円(受験資格審査料5,500円を含む。税込)

有資格者・試験の状況
◎職能別有資格者の状況(2022年6月現在) ※カッコ内は内訳
・看護師・准看護師 8,252人(44.4%)
・管理栄養士・栄養士 4,892人(26.3%)
・薬剤師 2,873人(15.5%)
・臨床検査技師 1,301人(7.0%)
・理学療法士 1,273人(6.8%)
・合計 18,591人(100%)
◎受験者数・合格者数・合格率(2021年度)
・看護師:受験者数490人/合格者数459人/合格率93.7%
・管理栄養士:受験者数296人/合格者数289人/合格率97.6%
・薬剤師:受験者数169人/合格者数162人/合格率95.9%
・臨床検査技師:受験者数42人/合格者数40人/合格率95.2%
・理学療法士:受験者数97人/合格者数91人/合格率93.8%
・全職種:受験者数1,094人/合格者数1,041人/合格率95.2%

問い合わせ先

一般社団法人日本糖尿病療養指導士認定機構
〒113-0033 東京都文京区本郷2-30-7 本郷T&Sビル3階
TEL:03-3815-1481 FAX:03-3815-1487
Webサイト:https://www.cdej.gr.jp/