知識と技術を活かして骨粗鬆症領域でのリエゾンサービスを提供

現在、国内に女性980万人、男性300万人の患者がいるとされている骨粗鬆症(※1)。骨折はQOLの低下を招くだけでなく、要介護や寝たきりの要因となることもあります。その結果、患者本人だけでなく、家族にも大きな負担をもたらすことがあります。これらのことから骨粗鬆症は単に骨の疾患にとどまらず、「人生を左右する重篤な疾患」と認識されています。

骨粗鬆症マネージャーは、より充実した骨粗鬆症の予防と診断、治療を提供することや、骨粗鬆症に関する社会啓発活動を行うことを通じて、超高齢社会における健康格差の縮小と健康寿命の延伸に貢献することを目指して日本骨粗鬆学会が運営している資格制度です。有資格者は骨粗鬆症に関する基本的な知識と技能を備えていることが認定され、骨粗鬆症領域におけるリエゾンサービスの役割を担う人材として活躍することが期待されています。2022年4月1日時点での認定者総数は3,450人で、そのうち51%が看護師(※2)です。

※1 一般社団法人日本骨粗鬆症学会「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2015年版」
※2 保健師、助産師を含む

資格情報 ※2022年度の場合

資格取得の方法
(1)認定申請を行う
(2)認定試験に合格する
(3)5年ごとに更新する

認定申請に必要な資格・要件
以下のすべての資格・要件を満たすこと
(I)日本骨粗鬆症学会会員であること
(II)病院・診療所・介護サービス施設/事業所・薬局・臨床検査センター・自治体・保健所・教育機関などに所属して実際に医療・保健・教育活動に従事し、以下(i)、(ii)のいずれかに該当する者
(i)次のいずれかの国家資格を有する。
・保健師 ・助産師 ・看護師 ・診療放射線技師 ・臨床検査技師 ・理学療法士 ・作業療法士 ・臨床工学技士 ・言語聴覚士 ・薬剤師 ・管理栄養士 ・社会福祉士 ・介護福祉士 ・精神保健福祉士 ・視能訓練士
(ii)日本骨粗鬆症学会の評議員で、医師・歯科医師以外の者
(III)過去4年以内に本学会で実施する骨粗鬆症マネージャーレクチャーコースを1回以上受講していること(第20回レクチャーコース受講修了者も可。ただし、上記(II)の(ii)に該当するものを除く)
(IV)過去4年以内に本学会学術集会に1回以上参加していること

日程・費用
<認定申請>
◎日程
・2022年8月8日(月)~9月9日(金)※必着
◎費用
・審査料:5,000円
・認定登録料:15,000円 ※書類審査および試験で認定が認められた際に必要
<認定試験>
◎日程
・2022年10月30日(日)13:00~
・試験会場:専修大神田キャンパス3号館(東京都千代田区神田神保町3-8)

更新について
・更新時期:5年ごと
・条件:前回認定から認定更新申請時点までの間に、日本骨粗鬆症学会が定める研修単位50単位以上を取得していることなど。詳細はホームページ参照
・費用:認定更新料15,000円

問い合わせ先

一般社団法人日本骨粗鬆症学会 事務局
〒100-0003 東京都千代田区一ツ橋1-1-1 パレスサイドビル (株)毎日学術フォーラム内
TEL 03-6267-4550
FAX 03-6267-4555
E-mail:maf-josteo-info@mynavi.jp
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