呼吸療法の現場を支える専門誌『みんなの呼吸器 Respica』では、創刊20周年を記念して無料オンラインセミナーを開催します。Respica編集委員の先生方に週替わりでご登壇いただき、急性期~慢性期まで日々の呼吸管理・呼吸ケアの実践に役立つテーマをお届けする予定です。
Respica 20周年記念セミナー第3弾のテーマは「ACP(アドバンス・ケア・プランニング)」!本誌編集委員の横山俊樹先生と竹川幸恵先生と一緒に、皆さんの身近にあるACPについて考えてみませんか? 急性期・慢性期それぞれのACPのこと、現場が感じるジレンマなど、当日は質問も受け付けながらリアルタイムでお答えしていきます。
事前の疑問・質問も絶賛受付中です。respcare@medica.co.jp までぜひお寄せください。

講師から受講者の皆さんへメッセージをご紹介

横山俊樹先生
(公立陶生病院 呼吸器・アレルギー疾患内科 部長/救急部集中治療室 室長)


Respica20周年おめでとうございます! 今回は記念イベントとしてオンラインセミナーを開催させていただくことになり、大変光栄に思っております。(実は僕も21年目なので、ほぼ同期です!)
今回のオンラインセミナーでは「ACP」を取り上げたいと思います。最近急によく聞くようになった言葉ですが、その実は僕たちが昔からやってきていることでもあるんですよね。決して難しいことではないはずですし、すごいことなんかじゃないです。ただ「患者さんと一緒にたいせつなこれからのこと」を話し合うだけなんです。だけどこれがとっても大事なことなんです。一緒に勉強してみませんか?
あらためてそれがどんなイミをもつのか、気になりますよね。そしてそれをどう活用したらいいのか、知りたいですよね。僕も同じです。今回は専門家としてのお話ではなく、皆さんと同じような「いち現場の人間」として、ACPを考えてみたいと思います。一緒に悩んでいただける方に聴講していただけたら、と思ってます!


竹川幸恵先生
(大阪はびきの医療センター 呼吸ケアセンター 副センター長/慢性疾患看護専門看護師)


ACPは、患者さんが終末期を自分の意向に沿って自分らしく過ごすことができるようにする大切な支援です。でも「ACP」と聞くだけで、何だか難しそう、自分の関わりで患者さんが不安になるのではないかなど思い、一歩踏み出すことに躊躇されておられるのではないでしょうか。また、実践していてこれでよかったのかな、あるいはどうすればよかったのかな、など気になることもあるのではないでしょうか。
ACPは特別なものではなく、今まで皆さんが実践していることが多いのです。ただ、少し、ACPのプロセスやかかわり方をご理解いただければ、不安は軽減し、また自己効力感も向上します。
本セミナーでは、ACPの基本、ジレンマ、ACPのアウトラインをご説明し、実際の事例を通してACPのプロセスおよび具体的な対話の在り方をご紹介致します。また、臨床で困っていることを一緒に考えていきたいと思います。ゆるっとした雰囲気のなか、楽しく学び合い明日からの実践に活かしましょう。

案内

日時:2022年6月24日(金) 19時~20時(約60分)
申し込み締切:2022年6月21日(火)
※予定数に達し次第 受付終了となります
対象:医療従事者
受講料:無料


▶ 詳細・受講申し込みはコチラから

////// 専門誌案内 //////

みんなの呼吸器 Respica(レスピカ)2022年3号
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刊行:2022年6月
ISBN:978-4-8404-7742-0

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