インスタグラム @sugar.openurse
いつもはなかなか朝起きられず、ベッドの中でゴロゴロしているのですが、今日は起床時間前に目が覚めてしまいました。病棟看護師さんに検温をしてもらい、手術着に着替えます。入室時間は8時です。手術まであと1時間……あと30分……あと10分……何度も何度も時計を確認したことを覚えています。私は定時入室でしたが、午後からのオンコール入室は待機時間が長く、患者さんはこんな不安な気持ちに耐えなきゃいけないんだなぁ……と感じました。私がオペナースに復帰できたら、早めに入室時間を伝えられるようにしよう、と決意しました。
時間になり、執刀医の先生、病棟看護師さんと一緒に手術室まで歩きました。その間、雑談をしていたのは覚えているのですが、会話の内容は全く覚えていません。どうやら私は思っていたより緊張していたみたいです。
担当のオペナースさんと挨拶をし、本人確認をして、いざ手術台へ。まずはVラインの確保をしました。仰臥位で処置を受けたのですが、びっくりしたのは、思っていたよりスタッフさんの顔や処置部が見えないことです。私は看護師なので、大体どんな処置をされるかわかります。でも、それでもかなり怖かったです……。手術台に寝てから、麻酔の先生もオペナースさんも、「今何をしているのか」「次は何をするのか」を声を掛けてこまめに教えてくれて、とても安心しました。“やっぱり声掛けって大事なんだなぁ”と身にしみました。
処置が終わり、ついに麻酔導入です。
「はい、今からお薬入れますね。ちょっと痛いですよ」
“あ、プロポフォールだ……”と思った途端、血管痛が!“腕、痛い! 思ってたより痛ーい 腕をさすられると余計に痛い”とびっくりしている間に、意識をすぐ失いました。

手術室入室の際、初めてT 字帯を着用しました。患者さんには着せることができるのですが、自分が着用するのは結構難しかったです。歩いているときもなんだかスースーして、落ち着きませんでした。
本コラムは『OPE NURSING(オペナーシング)』2023年2月号からの再掲載です。

▶最新号の特集・目次はこちら
特集は、手術看護の必須知識はもちろん、根拠や理由がエキスパートの解説で学べて、日々の実践力&指導力アップに生かせるこだわりの企画が目白押し! 術中動画などのコンテンツも見どころです!
連載は、「取り上げてほしい!」という声が多い最新情報やトレンド、資格取得、業務改善、看護倫理など、専門誌ならではの企画が充実!知識・技術のアップデートから日々の業務の負担軽減&勉強会・新人指導の準備の時短まで、幅広く活用できます。
増刊は、ボリューム満点で持っておくだけで安心!予習&復習、指導のタイムパフォーマンスアップ、勉強会の参考に生かせます。
【年間購読特典】2025年4号を含む年間購読のお申し込みで【オペナーシング40周年記念特製ポーチ付き付箋】をプレゼント!
2025年10号を含む年間購読のお申し込みで、本誌連動セミナーに追加料金なしで参加できます!詳細はこちら