最善の方法で臓器が贈られるよう、ドナーとレシピエントを橋渡し
日本で臓器移植を希望して待機している人(レシピエント)は現在、約16,000人います。それに対して移植を受けられる人は年間約600人と、わずか4%にとどまります。死後に臓器を提供したいという人(ドナー)やその家族の意思を活かし、レシピエントに最善の方法で臓器が贈られるようにするには、専門家による橋渡しが欠かせません。その役割を担うのが移植コーディネーターで、日本臓器移植ネットワーク理事長より委嘱を受けた人のみ活動することが認められています。
移植コーディネーターは病院へ出向いて臓器提供を希望する家族へ説明を行うほか、提供が決まった際には、病院の医療スタッフと連携し、臓器摘出手術の準備や臓器搬送の調整等を行います。
また、国の定めるルールに従ってレシピエントを選び、移植施設に連絡して最終的なレシピエントを決定する役割も担います。また、臓器搬送経路と手段を立案し、移植施設に提案して、最終的な搬送プランを決めます。これらの業務は、複数の移植コーディネーターが連携しながら行っています。
移植コーディネーターの多くは、臓器移植の橋渡しを行う組織である日本臓器移植ネットワークに所属する職員です。移植コーディネーターの募集は年に2回程度行われています。
※「臓器移植コーディネーター」は職種名です。
職種情報
日本臓器移植ネットワークに入職する。
研修やOJTを通して経験を積む。
応募対象
下記①・②のいずれかに該当する人
①下記の医療分野・福祉分野での実務経験者(国家資格等保有/入職時までに取得見込含む)
看護師、臨床検査技師、臨床工学技士、診療放射線技師、救急救命士、薬剤師、理学療法士、作業療法士、社会福祉士、公認心理師 等
②大学卒以上(医療分野での業務経験者が望ましい)
※普通自動車運転免許保有者が望ましい 。
問い合わせ先
公益社団法人 日本臓器移植ネットワーク
TEL 03-5446-8800(平日 9:00~17:30)
Webサイト:https://www.jotnw.or.jp/
採用関連サイト:https://www.jotnw.or.jp/recruit/