メディカLIBRARYの緊急連載『ナースのための新型コロナウイルス講座』の執筆者である浜松医療センター副院長 矢野邦夫先生と、感染管理認定看護師 葛原健太先生に、同病院で実際に行っているCOVID-19感染対策について講義、PPE着脱の動画を作成いただきました。
現場の医療従事者のみなさんに知っておいていただきたい大事なことが約10分の動画にまとまっています。特に見ていただきたいのは、PPEの脱ぎ方とその際の手指消毒のタイミング。動画内で紹介されているチェックリストもダウンロードできますので、今、ご自分で行っている方法の確認にも役立ててください。
COVID-19感染対策~PPE着脱方法~
副院長 兼 感染症内科部長
衛生管理室長
COVID-19 PPEの着け方と外し方
感染管理認定看護師
衛生管理室副主幹
監視者立会いのもと、手順に沿って装着します。
①手指衛生を実施した後の清潔な手で長袖ビニールガウンを取り出し、広げる
②首、両腕を通し、ガウンを十分に広げる
③親指をガウンの親指フック穴に通す(動作による袖部分のずれを防止)
④ガウンの紐が解けないようにしっかり結ぶ
⑤肩口が大きく開く場合はテープで調整する
⑥サージカルマスクを取り出し、ノーズワイヤーの真ん中を少し折る
⑦サージカルマスクを鼻に当て、ゴムを耳にかける
⑧サージカルマスクのノーズピースを押さえながらプリーツを下に広げ、顔とマスクが密着するように軽く押さえる
⑨アイガードを装着する
⑩手首が出ないようにガウンの上から手袋を装着する
⑪監視者は十分に皮膚が防護されているか確認し、入室を許可する
①手指衛生を実施した後の清潔な手で長袖ビニールガウンを取り出し、広げる
②首、両腕を通し、ガウンを十分に広げる
③親指をガウンの親指フック穴に通す(動作による袖部分のずれを防止)
④ガウンの紐が解けないようにしっかり結ぶ
⑤肩口が大きく開く場合はテープで調整する
⑥サージカルマスクを取り出し、ノーズワイヤーの真ん中を少し折る
⑦サージカルマスクを鼻に当て、ゴムを耳にかける
⑧サージカルマスクのノーズピースを押さえながらプリーツを下に広げ、顔とマスクが密着するように軽く押さえる
⑨アイガードを装着する
⑩手首が出ないようにガウンの上から手袋を装着する
⑪監視者は十分に皮膚が防護されているか確認し、入室を許可する
監視者立会いのもと、手順に沿って外していきます。
①片方の手袋を外す
②汚染された手袋の表面に触れないよう注意し、反対側の手袋を外す
③親指フック穴から親指を外す
④十分な量のアルコール手指消毒剤を手に取り、20~30秒手指衛生を行う
※監視者は、手指衛生が不十分だった場合、再度手指衛生を行うよう指示する
⑤ガウンの肩口を引っ張り、首紐をちぎる
⑥汚染した正面部分が内側になるよう腰のあたりで折りたたむ
⑦清潔な内側を触り、袖から両腕を抜く
⑧腰紐を引きちぎり、適当な大きさにまとめ、静かに廃棄する
⑨十分な量のアルコール手指消毒剤を手に取り、20~30秒手指衛生を行う
⑩ガウンを外す際に腕が汚染されている恐れがあるため、肘までアルコール消毒を行う
※監視者は、手指衛生が不十分だった場合、再度手指衛生を行うよう指示する
⑪マスクはゴム紐を持ち、アイガードと一緒に外しそのまま廃棄する
⑫十分な量のアルコール手指消毒剤を手に取り、20~30秒手指衛生を行う
※監視者は、十分な手指消毒が行われたことを確認したら退出を許可する
①片方の手袋を外す
②汚染された手袋の表面に触れないよう注意し、反対側の手袋を外す
③親指フック穴から親指を外す
④十分な量のアルコール手指消毒剤を手に取り、20~30秒手指衛生を行う
※監視者は、手指衛生が不十分だった場合、再度手指衛生を行うよう指示する
⑤ガウンの肩口を引っ張り、首紐をちぎる
⑥汚染した正面部分が内側になるよう腰のあたりで折りたたむ
⑦清潔な内側を触り、袖から両腕を抜く
⑧腰紐を引きちぎり、適当な大きさにまとめ、静かに廃棄する
⑨十分な量のアルコール手指消毒剤を手に取り、20~30秒手指衛生を行う
⑩ガウンを外す際に腕が汚染されている恐れがあるため、肘までアルコール消毒を行う
※監視者は、手指衛生が不十分だった場合、再度手指衛生を行うよう指示する
⑪マスクはゴム紐を持ち、アイガードと一緒に外しそのまま廃棄する
⑫十分な量のアルコール手指消毒剤を手に取り、20~30秒手指衛生を行う
※監視者は、十分な手指消毒が行われたことを確認したら退出を許可する