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今回ご紹介するのは、Nursing BUSINESSの連載『実践的 判例読みこなし術:ベッドから転落し死亡した事故で「身体抑制義務」があったと判断された事例から学ぶ』(2026年6月号)です。著者は、弁護士であり元判事、元検事でもある稲葉一人氏です。

医療・看護の現場で「身体抑制」は大きなテーマの一つです。多くの現場では身体抑制をどのように避けるかが考えられていますが、患者さんの安全のために抑制を行ったほうがよいと考えられる場面も多々あります。患者さん本人や家族の希望、令和6年度診療報酬改定の通則に追加された「身体的拘束最小化」の取り組み強化……。さまざまな要素が交差し、ジレンマに陥ることもあるのではないでしょうか。

本連載では、ベッドから転落したことにより患者さんが亡くなってしまった事故に対して、「体幹抑制を行うほかなかった」と裁判所が判断した事例を経過を含めて詳しく紹介し、裁判所の判断から転倒・転落の評価について整理しています。

実際の現場で、常に変化する状況のなか正確に判断することが難しい場面もあるかもしれません。まずはこれまでを振り返り、患者をしっかり評価できているか、「本当に理解できているか」を考えるきっかけとなれば幸いです。
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