みなさんこんにちは。感染症看護専門看護師の坂木です。新型コロナウイルスが日本で流行し、約5カ月が過ぎようとしています。緊急事態宣言が解除されましたが、いまでも市中では小さな感染が発生し続けており、いわゆる“くすぶっている”状態が続いています。私たちは大きな流行を一度経験したわけですが、これまでの対策を振り返り、効果があったものとなかったもの、感染のリスクがなんであったのかを見極めることが必要です。本企画では、私が経験したクラスター対策の事例の教訓から、クラスター発生を予防するための基本的な感染対策について全6回にわたってお話しします。(6月20日撮影)

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①個人防護具
・PPEの脱着は必要最小限にする
・特に脱ぐ機会の多い差はリスクの多さにつながる
・COVID-19の感染患者に対応するときは眼、鼻、口を覆うPPE、キャップ、ガウン、手袋を標準的に使用する
・ワンピース型防護具は必須ではなく基本的にはガウンで十分

②個人防護具の選択
・N95マスクはエアロゾルが発生する可能性がある場合に着用
・上記以外の場合はサージカルマスクでよい
・キャップは必須ではなく、大切なことは自身の頭髪にむやみに触れないこと
・シューズカバーや靴の履き替えも必要ない

③見て、覚えて、すぐ実践!個人防護具の着脱(ガウン)
・個人防護具の着方~ガウン編~(動画解説)
・個人防護具の脱ぎ方~ガウン編~(動画解説)

坂木晴世
独立行政法人国立病院機構西埼玉中央病院 感染管理担当専従看護師。現在の所属施設に就職後、2002年感染管理認定看護師資格取得。大学院在学中の2009年に感染症看護専門看護師資格取得。2010年東京大学大学院医学系研究科博士後期課程修了。2010年より現職。




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