看護師クリエイティブプロジェクト「fractale」のみなさんが、毎回テーマに沿ってそれぞれの看護の足跡を残していく本企画。

「学びかたを学ぶことで看護師として生きる選択肢をふやしていく」ことをコンセプトに立ち上げたメディア「メディカLIBRARY」のスタッフが、毎回、フラクタルのみなさんにテーマを伝えています。

今回のテーマは「オンライン学習」です。

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このコロナ禍で、オンラインでの学習会が増えましたね。
わたし自身も、先々月にオンライン学会に参加しました。


感想としては、気楽でした!


まず、移動がない!
移動は地味に手間がかかります。
時間もそうですし、適切な服装、化粧などなど、出かけるための準備もしなければなりません。
オンラインとなると、その辺をごっそり省けるので近所のコンビニにフラっといくような感覚でサクッと参加できました。
当時のわたしの服装は室内着にスッピン、ヘアターバンで前髪オールバック笑。


そんな姿でパソコンの前に座り、メモを片手に戦闘態勢!
リラックスしているからかわたしは集中できました。
期待していた内容と相違があった場合、チャンネルを変えれば良いだけなので、切り替えも一瞬でした。
本当に気になるトピックだけを見ることができる。
仕事の空き時間や休憩時間にちょっとだけ参加している方もいました。
本当に無駄がない。


講演の後の質問時間は、オンラインだとチャット機能で行うのですが、緊張して言葉が飛んでしまうわたしにとってはこっちのほうが質問しやすかったです。
広い会場だと質問者のところへマイクを届けるのも、案外大変なんですよね笑。


ということで、自分ひとりの空間での勉強なんですが、リアルタイムで相手がいるので、ひとりで資料を読んだりインターネットで調べたりという独学とはまたぜんぜん違います。
得た情報量も多く、本当に大満足です。


残念だな、と思ったところは、人に会えないことです。
同じものに参加するということは同じような職種であり同じような目的・目標があるから同じ場所に集まります。
そんな横のつながりからまた別のつながりができ、思わぬものをつなげることもあります。
そういう場として、実際に集まれる空間というのはとても意味があります。
わたし自身、いろんなつながりに今まで救われてきましたから。
リアルな空気感、そればっかりはオンラインでは到底敵わないな、と思っています。
寂しいですね。


オンライン学習、講習会、独学、いろいろありますが、それぞれメリット・デメリットがあります。
目的や状況によりそのときに一番よいものが変わってきますよね。
早くそれらを自由に選べるような時代になってほしいものですね。

//バックナンバー//

#001 はじめての尿道カテーテル
#002 なにがなんだかわからないケンサチ
#003 大きいからポケットには到底入らない
#004 家族じゃないからこそできること
#005 経管栄養とは
特別編 在宅は1人の感染が命取り
#006 自分にできることをやろう
#007 戦いは前日から
#008 波形だけじゃないよ、心電図モニター
#009 大切な人
#010 Positioning
#011 丁寧に、確実に
#012 小さな気遣い、大きな違い
#013 訪問看護と教育


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fractale~satomi~
twitter:自由人ナースさとみ(@minisatominy

三度の飯よりお酒が大好きな飲兵衛看護師。仕事終わった瞬間からが本番だと思っている。仕事は真面目な自信あり。大学病院消化器外科3年、民間病院ICU2年、公立病院脳外科夜勤専従、訪問入浴、デイ、老健など1年の派遣生活を経て、メルボルンへ10ヶ月の看護留学。帰国後から訪問看護師として働き3年目。座右の銘は「笑う門には福来たる」。根からの明るい性格を最大限に利用し、日々楽しく訪問中。マルチポテンシャライトだから特技っていう特技はないけど、強いて言えばラポール形成が無駄に得意。今までクレームや担当変更がないのが密かな自慢。ちゃっかり保健師免許所有。 

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