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COVID-19に罹患すると、発熱、咳、倦怠感を経験することがあります。そのような症状がみられているにもかかわらず、病院に出勤すれば病院感染の原因となります。発熱などの症状があれば出勤しないということは当然のことですが、発熱があっても気付かないことがあります。そのため、日常的に体温を測定し、症状を確認することが大切です。また、勤務中に何らかの症状がみられた場合には、上司に報告して、帰宅します。他のスタッフに迷惑をかけるということで、業務を終えてから報告するということは適切ではありません。
このような自己管理は当然のことながら、同居家族に発熱、咳、倦怠感などがみられないかの管理も必要です。同居家族がCOVID-19に罹患した場合には自分も感染する可能性が高くなるからです。
COVID-19は発症の1~2日前からウイルスが咽頭に検出されることがあり、また、無症状の感染者もいます。症状がきわめて軽度であるため、発症していることに気づかないこともあります。そのような状況の人が勤務すると感染源となってしまうので、患者ケアのときはつねにサージカルマスクの着用することが大切です。
#001 COVID-19の感染対策
#002 COVID-19の臨床症状、重症度、致死率
#003 COVID-19のCT所見と治療
#004 COVID-19の伝播するスピード
#005 SARS-CoV-2が環境表面に生息できる時間
#006 COVID-19の患者は発症前から感染性があるか?
#007 メンタルサポート